形見でもらった宝石の価値が分からない。おいくらぐらいのものだろう?

宝石の鑑定ってどういうもの?


形見分けなどをする際、価値がよく分からない宝石を貰うことは珍しくありません。故人が同じように別の誰かから貰ったものである、あるいは購入した時の保証書などを紛失してしまうことによって、その宝石が「どこでいつ、幾らで購入したもの」であるのか、さっぱり分からなくなってしまうからです。 このような場合、宝石の真贋や価値を正確に確認したいと思うことがあるでしょう。しかし、宝石の価値などを知る前に、幾つかのポイントを知っておくことをおすすめします。例えば、「宝石の鑑定書」という表現を何気なく使うことがありますが、これは正しい表現ではありません。宝石業界では、どのような石であるかを見極める「鑑別(かんべつ)」と、ダイヤモンドに限定して世界基準の審査でグレードを見極める「鑑定(かんてい)」の二種類の審査が一般的に行われています。つまり、鑑定はダイヤモンドのみですので、「サファイアを鑑定して貰う」という表現は、意味はなんとなく通じても正しい表現とは言えないのです。



宝石の価格を知りたい時は?


更に、鑑定・鑑別の重要なポイントとして、「その石の価値・価格が確定するわけではない」という点に注意が必要です。宝石の種別や真贋、ダイヤモンドであればグレードが判明しますが、具体的な金額は明記されないのです。つまり、その宝石が本物かどうかしか分かりません。 このため、「この宝石でこの大きさ・状態ならば、おおよそ幾らくらい」という目安を知ることは可能ですが、必ずその価格になるとは限らないのです。実際に買取を依頼する時の状態、需要などによって幾らでも変動するので、もしも「具体的な市場価値が知りたい」と思った場合は、無料見積もりに対応している宝石店などに見積もりを依頼すると良いでしょう。ただ、鑑定書・鑑別所を添えて査定をして貰うことで、誤った見積もりを予防できるというメリットもあるので、「大切に保管するためにも、まずは鑑定を依頼しよう」とするのもおすすめです。